●1986年8月17日(日)2:00pm〜
第8回演奏会 芸術創造センター
混声合唱曲「季節へのまなざし」
混声合唱曲「動物のカーニバル」
ジョージ・ウィンストンの世界
●1987年8月16日(日)2:00pm〜
創立10周年記念演奏会 芸術創造センター
先日、学生時代に歌っていたグリークラブの演奏会へ行ってきました。 演奏内容はともかく、曲目が私達のやっていた頃と特に変わらないことに驚きました。 男性合唱ということもあって、あまり新譜が多くないのかもしれませんが、 なつかしさがある反面淋しさがありました。率直に言ってつまらない。 それは学生に限らず、日本の合唱が一つの形を決め、それを頂点にその踏襲を しているのではないかという疑問がふと湧いてくるのです。ニューミュージック の松任谷由実さんが注目をあびて13・4年が過ぎるのでしょうか。日本語のイント ネーションのみにとらわれない自由な旋律は、それ以前のフォーク・歌謡界を 変えたことには違いありません。そして多くの若者の心をとらえてきたと思います。 今、すべてのことに多様化している社会の中で、合唱そのものをもっと色々な 角度から見てもいいような気がします。また、それが求められ、出来る時では ないでしょうか。私達10年間の歩みの中でやってきたこと、それは結果的にそ の固定的な観念を破ることだったと思います。10年目を迎えて、団員一人一人が 合唱練習に調整がとれず、活動が徐々に難しくなってきていますが、チャレンジの 精神をもって今後の活動を続けていきたいと思います。最後になりましたが、10年間 合唱団を暖かく見守っていただきましたご来場の皆様先生、団員のご家族の皆様、 本当にありがとうございました。今後とも今池混声合唱団をよろしくお願い致します。