●1979年3月24日(土) 2:30pm〜
第1回演奏会 東別院青少年ホール
中学生のための合唱曲
組曲「愛ゆえに」
混声合唱のための組曲「旅」
●1980年3月22日(土) 6:00pm〜
第2回演奏会 名古屋港湾会館
日本の抒情歌
混声合唱組曲「海の詩」
混声合唱「風紋」
今から7年前の春、スタッフの中である問題が起こっていた。今地中学校出身以外の人が団に入 りたいと言ってきたのだ。「どうしよう………。」「入れてもいいけれど、雰囲気が変っちゃうんじゃないか……。」その頃、毎週木曜日にスタッフ会が行われていた。場所は、古井ノ坂の新楽園の2階(現団長の昔の部屋)。手を伸ばせば何でも届くという非常に便利な(?)部屋だった。私は当時大学生で他のスタッフも元気な学生だった。普段あまりものを考えていない私にとって木曜の夜は本当に頭を刺激したものだった。その晩もこの問題を解決する上で、これからどういう団にしたいかを話し合ってていた。「合唱を気軽に楽しめる団にしたいなあ。」「僕達は、今池あるいは名古屋の文化の向上を目指すのだ!」「OB会としてのファミリー的な雰囲気を大切にしたいね。」そして、こう続いていった。「合唱を楽しみたいという気持ちのある人なら、今中出身以外の人でもいいのではないか。もちろん、今混の特性を知ってもらった上で、それに賛同できなければだめだけど……。」「また、そういう人が入ることで今までの馴れ含いのような甘えが解消されるんじゃないかな。」「今ある合唱に対する楽しさを、広い眼で見て、今中出身外の人にも伝えてもいいのではないか。合唱の輪を広げ開かれた合唱音楽を目指していくことが大切ではないだろうか。」こうして団の枠は外された。あれから実に様々な人が団に入り、今、団は豊かにふくらみつつある。そしてあの時の想いは、10年たった今もしっかりと残っている。また、これからもこの想いは続いていくだろう。みんなの中に歌う心がある限り・・・・。(Alt.矢島知津子)
“ハッピーバースディトゥ "IMAKON"今日は、今池混声合唱団の10回目のお誕生目です。君の生まれた日はひどい雨でしたね。当時、中学一年生だった私の制服のひだスカートがフレアースカートになってしまったくらいの・・。でも、君の産声はとても心地よい音色でした。なんだかなつかしい音色でした。大きくなったら、もっとすばらしいハーモニーを奏でるだろうって思ったっけ。今思えば、君の誕生日は雨が多かったね。君と一緒に、ハーモニーを育て姶めてからもう5年も経ったんだね。君は温かくて、私は何の違和感もなく入っていけれた。いろんな人と出会い(いろんな人と)別れた。もう最初の頃と同じハーモニーは奏でられなくなってしまったけれどそれが時の流れならそれでいいと思う。君は君らしさを失わずに一生懸命奏でれば、それで周りの人達は満足していれるはずだもの。とりあえずハッピーバースディ!今日は君の誕生日だ。今まで君を見守ってきてくれた人達にお礼を言おう。そしてこれからの君を見ていてくれるようお願いしよう。歌は私の安らぎです。私の10周年はこれからです。(Sop.吉川里絵子)