今池混声合唱団 10周年記念演奏会

−Note−

T 10th Memories

 今池混声合唱団も今年で10周年を迎えました。今回の10周年記念演奏会にあたり、「思い出」というテーマでステージを構成してみました。このステージでは、過去10年間の演奏会で歌われた曲の中から「思い出」にちなんだ曲を4曲演奏します。

 「追憶」「慕情」は、第3回演奏会の混声合唱によるポピュラーミュージックで、「なつかしき愛の歌」「遠い日の歌」は、第1回・第7回演奏会の、それぞれアンコールで歌われた曲です。

 皆様にこの今池混声合唱団、10年間の足跡を少しでも感じていただけたら幸いです。(伊藤俊次)

U 混声合唱曲のための組曲「蔵王」

 この作品は、昭和36年度、文部省主催第16回芸術祭合唱部門参加作品として、ニッポン放送の依頼を受けて作曲されたものです。

 私達にとって、不屈であり、強靭である冬の印象が強い蔵王。まさに、自然が造り上げた芸術品としか言いようがない白い魔物・樹氷林があまりにも印象的であるために、私達はつい忘れがちであります。

 春・夏・秋・冬・それぞれに人の力とは関係なく、いろんな顔を見せてくれる蔵王を。今宵、私達のハーモニーによって、皆様が蔵王の一つでも多くの顔に出違っていただけたならうれしく思います。(上井雪路)

V ディズニー・カーニバル

 今回、「ディズニー・カーニバル」と題して、ディズニー映画で登場した音楽のいくつかを演奏します。よくあることですが、誰でも知っていそうで、実はあまり知っていない曲というものはあるもので、僕はここで取り上げる曲のうち3曲も知りませんでした。ですからご存知でない方はここでおぼえて帰って下さい。

 曲はとても楽しい仕上りになっていて、僕自身練習していて、とても楽しませてもらいました。映画そのものはだいたい知っておりましたので、そこから感ぜられる印象そのものを曲が持っていることに加えて、編曲の青島先生が、もう一味歌う楽しさを込めてくれた作品です。さらに、今混の味として、我団の久田女史のつけてくれた振りも合わせてご覧下さい。(伊藤正之)