団紹介
我が団は、名古屋市立今池中学校合唱部にその源を発します。今中合唱部は、昭和47年に赴任された、山本恵司先生によって創立されたものですが、そこで先生に感銘を受け、合唱に憑かれたOBたちが集まって生まれたのが、私達今池混声合唱団の原型なのです。当初は、今池の街で地域に根ざして活動することを第一にしていましたが、広い視野と寛大な精神無くして、どうして心に染通る様な合唱ができようかと、現在では合唱におけるハーモニー、心の調和を絶えず追求して行く事に重点を置き、それに共鳴できる仲間の集まりとして活動して行こうと努力しております。しかし、週一度の練習でそれを実現することは、簡単な事ではありません。なにしろ、団員には16歳の多感な女子高生から、20?歳の社会人まで様々な立場の人がいる上に、持ち前の陽気さを除くと後には根性しか私達には残らないのですから。そうこうして過ぎ去った、この一年を振り返ってみますと、4月には新歓ハイク、6月には愛知県合唱祭に参加、8月には伊勢志摩ユースで合宿、11月には練習場としている今池ルーテル教会主催の音楽礼拝へ参加、各種レクリエーション、そしてこの演奏会と昨年並みの活動ですが、内面的には随分向上したと自負しております。合唱においてもっと充実していたら最良なのですが、そこが遊び盛りのヤングのすることで、我々のモットーである“明るく、楽しく、そして若さを忘れずに"を、全てレクリエーションに注ぎ込んでしまったのです。年令を省みずに先頭に立ってはしゃぎ回り、体が痛い痛いと後で嘆いていた有様は、さめた目の後輩達には、どんなに頼りがいの有る先輩達と映ったことでしょうか。
さてさて、今日はこの一年間の成果を充分に発揮する事ができるかどうか、期待と不安の絶妙なるアンサンブルの中で、そろそろ幕が開くころです。なお、本日の演奏を御聴きになられて、合唱に興味をお持ちになられた方がございましたら、どうぞ御遠慮なく我々の練習場まで遊びにいらして下さい。どなたでも大歓迎です。