〜今池混声合唱団の40年〜
産声
昭和47年4月、名古屋市立今池中学校に赴任された山本恵司先生 によって合唱部は産声をあげました。 当初の部員は他の運動部などからの「寄せ集め」でしたが、山本先生はじめ、小笠原寿美先生、城山俊江先生の情熱あふれる指導の甲斐あって、2年目以降は50名を上まわる部員を擁する花形的な部活動に発展していきました。そんな第1期、2期の部員がOBとなった頃から、OB会設立の気運が高まりOB会が発足、そして昭和53年3月30日『今池中学校合唱部 OB会・今池混声合唱団』としてスタートしました。創立当初、団員のほとんどが高校生・大学生でありながら、愛知県合唱連盟の所属部門は『一般の合唱団』というユニークな存在でした。
道のり
山本先生の薫陶を受けた団員は、それぞれ進学先の高校、大学の合唱団に所属しながらも、ホームグランドとしての今混を、暖かく懐かしい存在として自身の成長と共に育んできました。しかし、やがて団員の大半が社会人となり、それぞれの人生の道のりと共に今混の活動も少しずつ変化していく事となりました。団員減少に悩んだ時期もありました、毎年開催していた定期演奏会が途切れたりもしましたが、それでも新たな団員にも恵まれ円、今混のDNAを受け継いで来ました。また、今混は特定の指導者に頼らず指揮者や伴奏者のほとんどを団員自らで賄ってきました。
そして今
発足以来40年ずっと歌っている団員も、今回初ステージの団員も、20代から70代まで老若男女とりまぜて(実は、夫婦、親子、兄弟、親戚・・等々いっぱいいます)賑やかに楽しく歌っています。現在は正団員20数名が月2回ほど土曜日の夜間に、千種文化小劇場・昭和生涯学習センターを主な練習場所として活動しています。毎日の仕事や家事など皆それぞれの事をこなす中、今混に来て歌う事でリフレッシュ出来る、団員にとってこれからもそんな存在でありつづけたい。 だからこそ、あと何年…などと難しいことは考えず、これからもこれまでのように楽しく歌い続けたいと思います。